火曜日

「ポジティブ思考」のウソ、常識に疑問を持つということ


どうも、孔淵です。
今日は、ベストセラー本のレビューです。

手に取ったのは



常識の壁をこえて
こころのフレームを変えるマーケティング哲学
出版社: CCCメディアハウス
著者:ダン・S・ケネディ
翻訳:池村 千秋
監修:金森 重樹

これこそが正しいルール
というものはない
と主張している本ですね。
友人の教授が
異なる見解の参考文献を
学生に紹介すると

「誰の言っていることが正しいのか」
を教えてほしがる。

というところがありましたが、
僕が太極拳の道場に通っていた時に
似た状態に陥った経験があります。

一つの型に対して
こういう感じという説明が
人によって違うので

結局どれが正しいのかと
結構悩んでいましたね

それぞれが自分にとっての
感覚を通して言っているので
ぜんぶ正しいと言えますから

悩むだけ無駄だと気づいて
自分なりに探求した覚えがあります。

常識やルールといった
既成概念にとらわれていると
むしろ泥沼にはまってしまう

それを打ち破ることで
手にしたい成果により近づける

だから常に
「その常識やルールは本当に正しいのか?」
と疑問を持つようにしようということです。

もちろん
人が社会の中で生活してきた過程で
その形に収束したルール(法律など)はあります。

イチローさんの振り子打法だったり
走り高跳びの背面跳びだったり

常識とされていたことを破ることで
成果を出している人もいるのは
否定できない事実です。

場合によっては
ルールを破ることで成功したけど
それでなぜ成功できたかはわからない
ということも起きます。

要は
常識やルールを破ったからといって
成功できるわけではないが

成功者の多くは
常識やルールを破っている
というわけです。

本の中では
18個の常識について取り上げられています。

例えば
「ポジティブ思考」のウソ

セルフイメージがネガティブであれば
どんなにポジティブ思考を心がけても
セルフイメージと矛盾する限り
うまくいくことはない

なので
土台となるセルフイメージを
好ましい方向に変えることから

「礼儀正しくあれ」のウソ

人から反感を買うことを
恐れてはいけない

どれだけのことを成し遂げるかは
どれだけ人を怒らせる勇気があるか
に比例する

人は自信にあふれた人と仕事をしたいもの

「マーケティングの常識」のウソ

古びたマーケティングの定義
流通・セールスなどの常識はすべて忘れる

起業家精神を持ったマーケッターになれ
混乱や痛みによって進歩が生まれる

起業家精神=創造的破壊をいとわない姿勢

こんな感じで
一般的に常識とされていることに対して
反論しています。

著者自身が常識やルールを
破ることで成功してきているので
説得力がありますね。

僕自身はたまにですが
その常識は、誰にとっての常識だろう?
と考えることがあります。

誰にとって都合のいい常識やルールなのか
を考えることで
自分なりの新しい常識やルールを
見つけることにつながるので

疑問を持って向き合うことは
確かに有用ですね。

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