火曜日

「売れるまでの時間―残り39秒」レビュー

どうも、孔淵です。

今日は、ベストセラー本のレビューですね。

手に取ったのは

売れるまでの時間―残り39
脳が断れない「無敵のセールスシステム」
売れるまでの時間―残り39秒
出版社:きずな出版
著者:遠藤 K. 貴則

なかなか強気なタイトルですが、

遠藤さんは法廷臨床心理博士として、
アメリカで犯罪者更生や交渉を行い、
「生き死に」の現場に立ち会っていた

とのことです。

そして、
「死」を望んでいる相手に、
「生」という商品をセールスする過程で

「どうやったら最も効率よく、
この人を説得できるだろうか」

と考えて検証を繰り返した結果、
出来上がったセールスシステムのようです。

このセールスシステムのポイントは、
「脳の2つのシステム」にあります。

これは、
行動経済学で有名なカーネマン博士が、
その中で言っていた

システム1:短絡的で怠惰な脳
考えずに判断する

システム2:長考する脳
考えてから判断する

という考え方を採用していて

お客様の脳をシステム2に移行させずに、
いかにシステム1に維持させられるかです。

Jr.コピーに応用された脳のシステムとは
https://www.naturalsuccess.jp/XJrCopywriterSchool/enter/#cHZVZG

そして、脳の働きについて、
興味があるか、集中し続けられるか
を判断するのに8秒。

短期記憶の記憶時間は18秒。

無意識で決めた決断を、
意識的に認識するのに7~10秒。

といった研究と実践の結果、
39秒という時間が導き出された
とあります。

ちなみに、
30秒のセールスピッチ
9秒の沈黙
という内訳で、
統合して「39ピッチ」と呼んでいるようです。

以前、
エレベーターに乗っている時間で、
切れ味の鋭いトークを作ると良い

という話を聞いたことがありますが、
それを脳機能学的に説明するとこうなる
という感じです。

自分としては
脳の2つのシステムと、
39秒という具体性から、

こちらのやり方を採用したいなと思いました。

全体として、
この2種類を中心とした
セールスシステムの作り方

といった感じで他にも、
・39秒で決めるための4つの力
・お客さんの購買性格4つのタイプ
・39秒で意思決定を促す3つの要素
・信頼を高める3つのT
・39ピッチ10ステップテンプレート

などが紹介されているので、
お客さんのタイプに沿った切り口や、
話の展開、テンポといったことも
知ることができます。

Jr.コピーライター用の39ピッチを
この本に沿って作っておけば、
交流会などで自己紹介に使えそうです。

ただ、注意しなければいけないのは、
信頼が得られるまで39ピッチをしない
というところです。

ちなみに読む前は、
コピーにも使えるかな
と思っていましたが、

あくまでも趣旨が営業で、
39秒で決めるセールスシステムなので、
少なくとも今の自分には厳しいです。

応用はできるかもしれませんが、
今は仙人さんの授業を聴いて
Jr.コピーライターとしてのスキルを磨く
のに集中することが優先ですね。

仙人さんのライティングシステムを学ぶ
https://www.naturalsuccess.jp/XJrCopywriterSchool/enter/#cHZVZG

0 件のコメント:

コメントを投稿